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ものを売るということ

 「まちる通りの殺人」という小説をKindleストアで出版しました。

まちる通りの殺人

まちる通りの殺人

 なぜ小説を書いたかというと、Kindleダイレクト出版に興味があったためと、自分の仕事を見つけてみようと思ったからでした。

 小学生のころ、家が八百屋の友達がいて、夏休みにスイカを売るのを手伝ってくれといわれて、八百屋の店先で友達と一緒にスイカを売ったことがありました。子どもが大声でスイカを売っているのが珍しかったのか、多くの人が足をとめてスイカを買ってくれました。わたしは売上の何割かぐらいもらえるものと期待して暑い中スイカを売りまくったのですが、1円ももらえませんでした。

 20歳くらいのとき、ギターを抱えて夜な夜な街にでては、歌をうたっていました。特になにか社会に訴えたいメッセージがあったわけでもないですが、明け方までそんなことをしていました。まわりで同じように歌っている人の中には、空き缶やギターケースを自分の前に置いて、お金をもらっている人がいました。わたしはそういうのはなんとなく卑しい行為のように思えてやりませんでした。お金なんかもらわなくても、わかる人が何かを感じてくれればいいと思いながら、ニルヴァーナのAll Apologiesをうたっていました。誰もお金をくれたりはしないばかりか、わたしの歌を聞いてくれる人すらほとんどいませんでした。

“お願い” するということ

アマンダ・パーマー 「“お願い” するということ」 | Video on TED.com

みんな、誤った問いから離れられないんです。

「どうやったら音楽にお金を出させるか」

でも、こうやって考えたらどうでしょう

「どうすれば音楽に、お金を出せるようにしてあげられるだろう」

 20歳のときどうしてお金をもらおうとするのが恥ずかしかったかというと、自分の歌が誰かにとって価値なんかないということがわかっていたからです。誰かを喜ばせたいと考えたことはありませんでした。本当に相手にとって価値があると思うのなら、小学生のときにスイカを売ったように、後ろめたいことはなにもなく、お金をもらえばよかったのです。

 わたしはこの本を、自分の息子を喜ばせたいと思って書きました。

 まちる野という、架空の街が舞台です。同じ舞台で同じ主人公の長編小説を10年以上前に書いたのですが、内容は違うものです。そちらはある方がゲームにしてくださいました。

 値段はいろいろ特典があるらしいKDPセレクトが使える一番低い価格の$2.99に設定しました。最近円があがって定価が300円を越えてしまったので、250円に設定しました。無料キャンペーンを行なうことにしました。 12/16〜12/17の間は無料でダウンロードできるので、お友達に勧めていただけるとうれしいです。

 できるだけ多くの人が、1時間楽しめるように知恵を絞りました。がんばっていろいろ仕掛けてみたので、ぜひ読んでみてください!

12/17追記

よく調べてみたら、amazon.co.jpでのKDPセレクトの最低価格は250円でした。無料キャンペーン前にご購入いただいた方が3名いらっしゃいます。申し訳ないので、Amazonの購入履歴のスクリーンショット等を送っていただければ差額の56円をお返しします。ご購入いただいた方はtwitter(@ryokdy)でご連絡ください。本当に申し訳ありませんでした。